top of page

測量渡しとは

  • 6月28日
  • 読了時間: 4分

測量渡しを一言でいうと

測量渡しとは、土地の境界や面積を測量で確認したうえで、買主へ引き渡す売却条件のことです。

土地や古家付き土地、空き家を売却する際には、登記上の面積だけでなく、実際の土地の範囲や隣地との境界を確認することがあります。その確認を行ったうえで引き渡す方法が、測量渡しです。


測量渡しの基本的な意味

測量渡しは、売主が土地の測量を行い、境界や面積を整理してから引き渡す売却条件です。

不動産売買では、土地の面積や境界が売買価格や買主の建築計画に影響します。特に古い土地では、登記簿上の面積と実際の面積が異なる場合や、境界標が見つからない場合があります。

測量渡しには、現況測量を行う場合と、隣地所有者などの立会いを経て境界を確認する確定測量を行う場合があります。どの程度まで測量するかは、売買契約の条件や不動産の状態によって変わります。

測量渡しにすることで、買主にとっては土地の範囲や面積を確認しやすくなる場合があります。一方で、売主にとっては測量費用や隣地との立会い、境界確認に時間がかかる場合があります。


実務で問題になりやすい場面

測量渡しが問題になりやすいのは、相続した土地や古家付き土地を売却する場面です。

長年所有している土地では、境界標がなくなっている、隣地との塀やブロックが境界と一致していない、公図や地積測量図が古いといったことがあります。

買主が建替えや分譲、土地利用を前提に購入する場合、正確な面積や境界を確認したいと考えることが多くあります。そのため、測量渡しが売買条件になることがあります。

また、測量を進める中で、越境、私道負担、セットバック、隣地との認識違いが分かることもあります。測量をすればすぐに引き渡せるとは限らず、関係者の確認や調整が必要になる場合があります。


東京の不動産で注意したいポイント

東京では、土地価格が高く、面積の差が売買価格に影響しやすいため、測量渡しが重要になる場面があります。

特に、古い住宅地や相続不動産では、境界がはっきりしていない、隣地との建物や塀が近い、私道やセットバックが関係するなど、測量時に確認すべき点が多くなることがあります。

また、東京では隣地所有者が複数いる、所有者が遠方に住んでいる、共有名義や相続未了の土地が隣接しているといったケースもあります。このような場合、境界確認の立会いや書類の取得に時間がかかることがあります。

測量渡しを検討するときは、費用だけでなく、期間、隣地との関係、道路や私道の扱い、売買契約上の期限も含めて整理しておくことが大切です。


測量渡しを確認するときに見たいこと

測量渡しを確認するときは、まず登記事項証明書、公図、地積測量図、過去の測量図を確認します。登記上の面積と現地の状況に差がないかを見ることが大切です。

次に、境界標の有無、隣地との塀やブロック、越境物、道路との境界、私道負担、セットバックの有無を確認します。

確定測量を行う場合には、隣地所有者や道路管理者との立会いが必要になることがあります。隣地が共有名義、相続未了、所有者不明に近い状態の場合には、通常より時間がかかることがあります。

売買契約では、測量を誰の負担で行うのか、どの範囲まで行うのか、測量結果によって面積が増減した場合に売買代金を精算するのか、引渡し期限に間に合うかを整理しておくことが大切です。


関連する用語

  • 確定測量

  • 境界

  • 境界確定

  • 地積測量図

  • 公図

  • 越境

  • 現況売却

  • 更地渡し

  • 古家付き土地

  • 空き家

  • 私道

  • 私道負担

  • 接道義務

  • 道路幅員

  • セットバック

  • 再建築不可

  • 契約不適合責任

  • 相続不動産


関連するページ


  • 東京で境界・測量に関係する不動産を整理する前に確認したいこと


  • 東京で土地・空き家・中古アパートを売却する前に確認したいこと


  • 東京で空き家を整理する前に確認したいこと


  • 東京で私道に関係する不動産を整理する前に確認したいこと


  • 東京で再建築不可物件を整理する前に確認したいこと


  • 東京 ☓ 古家付き土地 ☓ 確定測量


  • 東京 ☓ 空き家 ☓ 境界


  • 東京 ☓ 相続 ☓ 境界


  • 東京 ☓ 相続 ☓ 名義未整理


測量渡しに関係する不動産でお困りの方へ

測量渡しは、言葉の意味を知るだけでなく、境界、面積、越境、私道、セットバック、隣地との関係を確認することが大切です。

特に東京の相続不動産では、古家付き土地、空き家、私道、境界未確定、再建築不可などが重なり、売却条件や引渡し方法に影響する場合があります。

さくら都市デザインでは、東京の空き家、古家付き土地、相続不動産、私道、共有持分、底地、借地権など、整理が必要な不動産のご相談を承っています。

まずは現在の土地や建物の状態を確認するところからご相談ください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
境界標とは

境界標を一言でいうと 境界標とは、土地と土地の境界を示すために、現地に設置される目印のことです。 隣地との境界や、道路との境界を確認する際に重要になるものです。 境界標の基本的な意味 境界標は、土地の境界点を現地で分かるようにするための標識です。 コンクリート杭、金属プレート、金属鋲、プラスチック杭、石杭など、さまざまな種類があります。 土地の売却、建替え、測量、相続不動産の整理を進める際には、現

 
 
 
現況測量とは

現況測量を一言でいうと 現況測量とは、土地や建物、塀、道路、隣地との位置関係など、現地の現在の状況を測る測量のことです。 土地の売却、建替え、活用、相続不動産の整理を進める前に、現況を把握するために行われることがあります。 現況測量の基本的な意味 現況測量は、対象地の現在の状態を確認するための測量です。 たとえば、土地の形、道路との接し方、建物の位置、塀や擁壁の位置、隣地との関係、面積の目安などを

 
 
 
民民境界とは

民民境界を一言でいうと 民民境界とは、個人や法人が所有する土地同士の境界のことです。 隣地との境目を確認する場面で使われる不動産用語です。 民民境界の基本的な意味 民民境界の「民」は、個人や法人が所有する民有地を指します。 つまり民民境界とは、民有地と民有地の境界のことです。 たとえば、自宅の土地と隣の家の土地との境界、空き家の敷地と隣地との境界、アパート敷地と隣接地との境界などが該当します。 不

 
 
 

コメント


bottom of page