越境とは
- 6月26日
- 読了時間: 4分
越境を一言でいうと
越境とは、建物や塀、雨樋、配管、樹木などが、自分の土地の境界を越えて隣地や道路側にはみ出している状態のことです。
反対に、隣地側の建物や塀、樹木などが自分の土地に入ってきている場合も、越境として確認が必要になることがあります。
越境の基本的な意味
不動産では、自分の土地と隣地や道路との境界を確認することが大切です。
境界を越えて建物の一部、屋根、庇、雨樋、ブロック塀、フェンス、配管、樹木の枝や根などがはみ出している場合、越境の問題として扱われることがあります。
越境は、普段生活しているだけでは気づきにくいことがあります。長年そのまま使われてきた不動産でも、売却や建替え、測量のタイミングで初めて分かることがあります。
越境があるからといって、直ちに取引ができないということではありません。ただし、売却条件や買主への説明、隣地所有者との確認に影響する場合があるため、状況を整理しておくことが大切です。
実務で問題になりやすい場面
越境が問題になりやすいのは、土地や古家付き土地の売却、相続不動産の整理、建替え、解体、確定測量の場面です。
たとえば、相続した実家を売却するために測量を行ったところ、ブロック塀が隣地側に越境していたり、隣地の建物の雨樋がこちらの敷地に入っていたりすることがあります。
また、建物を解体する際に、隣地との境界付近にある塀や配管の扱いが問題になることもあります。越境物を撤去するのか、そのままにするのか、将来建替えや改修を行う際に解消するのかを整理する必要があります。
売却時には、越境の内容を買主に説明し、必要に応じて越境に関する覚書を取り交わすことがあります。
東京の不動産で注意したいポイント
東京では、敷地が狭く、隣地との距離が近い住宅地が多いため、越境が問題になることがあります。
都心エリア、城南エリア、城西エリア、城北エリア、城東エリアでは、建物、塀、雨樋、室外機、配管、樹木などが境界付近に近接しているケースも少なくありません。古くからの住宅地では、境界の認識が曖昧なまま長年使われていることもあります。
また、東京では土地価格が高いため、わずかな越境や面積差でも、売却条件や買主の判断に影響する場合があります。特に土地売却や古家付き土地の取引では、越境の有無を早めに確認しておくことが大切です。
越境を整理するときに確認したいこと
越境を整理するときは、まず境界がどこにあるのかを確認します。
登記簿、公図、地積測量図、過去の測量図、境界標などを確認し、必要に応じて土地家屋調査士による測量や隣地所有者との立会いを行います。
次に、越境しているものが何か、誰の所有物か、どの程度越境しているのかを整理します。建物、塀、雨樋、配管、樹木など、越境物の種類によって対応方法は変わります。
売却を考える場合には、越境を解消するのか、覚書を作成するのか、現況のまま説明して売却するのかを確認することが大切です。
関連する用語
関連するページ
越境に関係する不動産でお困りの方へ
越境は、言葉の意味を知るだけでなく、境界、測量図、越境物の種類、隣地所有者との関係、売却時の説明方法を確認することが大切です。
さくら都市デザインでは、東京の相続不動産、空き家、古家付き土地、境界、私道など、整理が必要な不動産のご相談を承っています。
まずは現在の状況を確認するところからご相談ください。

コメント