地中埋設物とは
- 6月28日
- 読了時間: 4分
地中埋設物を一言でいうと
地中埋設物とは、土地の中に残っている古い基礎、コンクリート片、浄化槽、井戸、配管、ガラなどの埋設物のことです。
土地を売却したり、建物を解体したり、新しく建物を建てようとしたりするときに、地中埋設物が見つかることがあります。
地中埋設物の基本的な意味
地中埋設物は、地面の下に埋まっている人工物や残存物を指します。
たとえば、以前の建物の基礎、コンクリートガラ、古い配管、浄化槽、井戸、杭、廃材、瓦、レンガ、アスファルト片などが該当することがあります。
古い建物が建っていた土地では、過去の解体工事の際に一部が地中に残っている場合があります。また、昔の利用状況によっては、井戸や浄化槽、古い排水管などが残っていることもあります。
地中埋設物は、外から見ただけでは分からないことが多く、解体工事や新築工事、地盤調査の際に初めて見つかることがあります。そのため、売却前にどこまで確認するか、見つかった場合に誰が対応するかを整理しておくことが大切です。
実務で問題になりやすい場面
地中埋設物が問題になりやすいのは、古家付き土地や空き家を売却する場面です。
売主が建物を解体して更地渡しにする場合、解体中に地中から古い基礎や浄化槽、井戸などが見つかることがあります。その場合、撤去費用や工期に影響することがあります。
また、現況売却で買主が購入後に解体や建築を行う場合にも、引渡し後に地中埋設物が見つかることがあります。契約内容によっては、契約不適合責任の問題として確認が必要になる場合があります。
地中埋設物の扱いを曖昧にしたまま契約すると、売主と買主の間で「誰が撤去費用を負担するのか」「どこまでが売主の責任なのか」という認識違いが起きることがあります。
東京の不動産で注意したいポイント
東京では、古くから建物が建っていた土地が多く、過去の利用履歴が分かりにくい不動産もあります。
住宅地として長く使われていた土地でも、昔の井戸、浄化槽、古い基礎、増改築時の残存物が残っていることがあります。また、古いアパートや貸家、工場、店舗などがあった土地では、住宅とは異なる埋設物が見つかる場合もあります。
東京の密集地では、解体工事の際に重機の搬入が難しい、前面道路が狭い、私道に接している、隣地との距離が近いといった事情により、撤去作業に時間や費用がかかることがあります。
地中埋設物は、売却価格や引渡し条件、建築計画に影響する場合があります。特に更地渡しや建築前提の売買では、契約前に扱いを確認しておくことが大切です。
地中埋設物を確認するときに見たいこと
地中埋設物を確認するときは、まず土地の過去の利用状況を確認します。以前どのような建物が建っていたか、解体履歴があるか、井戸や浄化槽が使われていたかを整理します。
次に、古い建築図面、解体工事の資料、測量図、売買契約書、重要事項説明書などが残っていないかを確認します。過去の資料に、地中埋設物や撤去済みの記録がある場合があります。
解体を行う場合には、解体業者に地中確認の範囲を確認しておくことが大切です。地中埋設物が見つかった場合の撤去費用、工期、処分方法についても事前に確認しておくと、売却条件を整理しやすくなります。
売買契約では、地中埋設物が見つかった場合の責任範囲、撤去費用の負担、契約不適合責任の扱い、現況売却か更地渡しかを確認しておくことが大切です。
関連する用語
契約不適合責任
更地渡し
現況売却
古家付き土地
空き家
解体費
残置物
残置物撤去
建物老朽化
測量渡し
境界
確定測量
越境
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道路幅員
再建築不可
相続不動産
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地中埋設物は、言葉の意味を知るだけでなく、土地の過去の利用状況、解体履歴、契約条件、撤去費用の扱いを確認することが大切です。
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