越境物とは
- 7月5日
- 読了時間: 4分
越境物を一言でいうと
越境物とは、建物や塀、樹木、配管などが、本来の敷地を越えて隣地や道路にはみ出しているもののことです。
相続不動産や空き家を売却・解体・建替えする際に、境界や隣地との関係で確認が必要になることがあります。
越境物の基本的な意味
越境物とは、土地の境界を越えて、隣の土地や道路側にはみ出している物を指します。
たとえば、屋根、雨どい、外壁、ブロック塀、フェンス、庭木、枝、根、給排水管、ガス管、電線、庇などが越境物になることがあります。
越境には、自分の土地から隣地へ出ている場合もあれば、隣地から自分の土地へ入ってきている場合もあります。
古い住宅地では、昔からの建物や塀、庭木、配管などが、現在の境界と合っていないことがあります。
越境物があると、売却、解体、建替え、測量、隣地との話し合いに影響する場合があります。
実務で問題になりやすい場面
越境物が問題になりやすいのは、不動産を売却する前や、確定測量を行う場面です。
たとえば、相続した実家を売却しようとしたときに、隣地の塀がこちらの敷地に入っている、こちらの屋根や雨どいが隣地へ出ている、庭木の枝が隣地へ伸びていると分かることがあります。
このような場合、買主から越境の解消や、隣地所有者との覚書の取得を求められることがあります。
また、解体や建替えを行う場合にも、越境物の撤去、隣地への立入り、足場の設置、配管の扱いなどについて確認が必要になることがあります。
越境物は、単に物理的にはみ出しているだけでなく、隣地との関係や将来の売却条件に影響することがあるため、早めに整理しておくことが大切です。
東京の不動産で注意したいポイント
東京の不動産は、敷地が狭く、建物同士の距離が近い地域も多いため、越境物が問題になりやすい場合があります。
たとえば、古い木造住宅、長屋、連棟建物、私道に接する土地、再建築不可物件、境界が未確定の土地などでは、越境や隣地との関係を確認することが大切です。
また、都内では建物が密集しているため、屋根、雨どい、庇、エアコン室外機、配管、ブロック塀、庭木などが境界付近にあることも少なくありません。
越境物があるからといって、すぐに整理できるとは限りません。撤去に隣地の協力が必要になる場合や、建物の構造上すぐに直せない場合もあります。
売却を検討する場合は、越境の有無、解消できるかどうか、覚書で整理できるかどうかを確認することが大切です。
越境物を確認するときに見たいこと
越境物を確認するときは、まず土地の境界を確認します。
境界標、測量図、確定測量図、地積測量図などがあるかを確認し、現地の塀や建物の位置と照らし合わせます。
次に、建物や敷地まわりを確認します。屋根、雨どい、外壁、庇、ブロック塀、フェンス、庭木、配管、電線、エアコン室外機などが境界を越えていないかを確認します。
越境がある場合は、自分の土地から隣地へ出ているのか、隣地から自分の土地へ入ってきているのかを整理します。
また、越境物を撤去できるのか、将来の建替え時に解消するのか、隣地所有者との覚書を作成するのかも確認することがあります。
境界や越境については、土地家屋調査士、不動産会社、司法書士、弁護士、建築士などに確認しながら進めることが大切です。
関連する用語
関連するページ・事業紹介
越境物に関係する不動産でお困りの方へ
越境物は、言葉の意味を知るだけでなく、境界、測量、隣地との関係、売却や解体への影響を確認することが大切です。
特に東京の相続不動産では、空き家、老朽建物、共有名義、再建築不可、私道、境界未確定、近隣トラブルなどが重なり、越境物の整理が売却条件に影響する場合があります。
さくら都市デザインでは、東京の相続不動産、空き家、共有持分、底地、借地権、私道、名義や権利関係に確認が必要な不動産など、整理が必要な不動産のご相談を承っています。
まずは現在の状況を確認するところからご相談ください。

コメント