数次相続とは
- 6月27日
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数次相続を一言でいうと
数次相続とは、最初の相続手続きが終わらないうちに、相続人の一人が亡くなり、次の相続が発生している状態のことです。
相続不動産では、名義変更や遺産分割協議をしないまま時間が経つと、相続が重なり、関係者が増えてしまうことがあります。このような状態になると、不動産の売却や管理を進める前に、相続関係を整理する必要があります。
数次相続の基本的な意味
数次相続は、相続が一度で終わらず、複数回重なっている状態をいいます。
たとえば、父が亡くなった後、父名義の不動産について遺産分割協議や相続登記をしないまま、相続人である母や子の一人が亡くなった場合、次の相続が発生します。
この場合、最初の相続だけでなく、次に亡くなった人の相続人も関係してくることがあります。つまり、当初は数人で話し合えばよかった相続が、時間の経過によって、孫や甥・姪などを含む複数の関係者に広がることがあります。
数次相続になると、誰が相続人なのか、誰がどの権利を持っているのかを整理するところから始める必要があります。そのため、通常の相続よりも確認に時間がかかる場合があります。
実務で問題になりやすい場面
数次相続が問題になりやすいのは、相続登記をしないまま長期間放置されていた不動産を売却しようとする場面です。
固定資産税は家族の誰かが支払っているものの、登記名義は亡くなった祖父や父のままになっているケースがあります。その状態で売却しようとしても、現在の権利者が誰なのかを確認しなければ、売買契約や名義変更を進めにくくなります。
また、相続人の人数が増えている場合には、遺産分割協議を行うにも全員の合意が必要になることがあります。遠方に住んでいる相続人、連絡が取りにくい相続人、面識の少ない親族が関係する場合には、協議に時間がかかることがあります。
不動産が空き家、共有持分、私道、再建築不可、底地、借地権などの場合には、相続関係の整理に加えて、不動産自体の課題も確認する必要があります。
東京の不動産で注意したいポイント
東京の相続不動産では、土地や建物の価格が高くなりやすいため、数次相続によって関係者が増えると、売却や分配の話し合いが複雑になることがあります。
実家を残したい人、売却して現金化したい人、固定資産税や管理費用の負担を避けたい人など、相続人ごとに意向が異なる場合があります。関係者が増えるほど、全員の意見をまとめることが難しくなることがあります。
また、東京では古い空き家や借地権付き建物、私道に接する土地、境界が未確定の土地などを相続するケースもあります。このような不動産では、相続人の整理だけでなく、売却できる状態か、管理を続けられるか、測量や承諾が必要かを確認することが大切です。
数次相続は、時間が経つほど関係者が増える可能性があります。すぐに売却するかどうかにかかわらず、名義や相続関係を早めに確認しておくことが大切です。
数次相続を確認するときに見たいこと
数次相続を確認するときは、まず現在の登記名義を確認します。登記事項証明書を見て、不動産の名義が誰になっているかを確認することが出発点です。
次に、登記名義人が亡くなっている場合には、その方の戸籍をたどり、法定相続人を確認します。その相続人の中にすでに亡くなっている人がいる場合には、さらにその方の相続人も確認する必要があります。
あわせて、遺産分割協議が過去に行われているか、遺産分割協議書が残っているか、相続登記が一部だけ行われていないかも確認します。
不動産を売却する場合には、相続関係の整理とあわせて、境界、私道、接道、建物の老朽化、残置物、底地や借地権の有無なども確認しておくことが大切です。必要に応じて、司法書士、弁護士、税理士、不動産会社などの専門家と連携して進めることがあります。
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数次相続に関係する不動産でお困りの方へ
数次相続は、言葉の意味を知るだけでなく、現在の登記名義、相続人の範囲、過去の遺産分割協議の有無、不動産の状態を確認することが大切です。
特に東京の相続不動産では、空き家、共有名義、私道、境界、再建築不可、底地、借地権などが関係し、相続関係の整理や売却の進め方に影響する場合があります。
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