top of page

自筆証書遺言とは

  • 7月3日
  • 読了時間: 4分

自筆証書遺言を一言でいうと

自筆証書遺言とは、遺言者が自分で作成する遺言書のことです。

公正証書遺言と比べて作成しやすい一方で、形式や内容に不備があると、相続発生後に確認や調整が必要になる場合があります。


自筆証書遺言の基本的な意味

自筆証書遺言は、遺言者が自分で内容を作成する遺言書です。

自宅などで作成できるため、比較的利用しやすい遺言書の形式として知られています。ただし、法律上の形式を満たしていない場合や、内容が不明確な場合には、相続発生後に手続きが進めにくくなることがあります。

また、自筆証書遺言は、保管方法によっては紛失や発見されないリスクがあります。法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用しているかどうかも、確認したいポイントです。

不動産が相続財産に含まれる場合は、遺言書の内容だけでなく、不動産の表示、名義、共有関係、抵当権の有無なども確認することが大切です。


実務で問題になりやすい場面

自筆証書遺言が問題になりやすいのは、遺言書の内容があいまいな場合です。

たとえば、「自宅は長男に任せる」「不動産は家族で話し合う」といった表現だけでは、相続人の間で解釈が分かれることがあります。

不動産の所在や地番、家屋番号などが明確でない場合も、どの不動産を誰に引き継がせる内容なのか確認が必要になることがあります。

また、遺言書で特定の相続人に不動産を承継させる内容になっている場合、他の相続人が遺留分を主張することがあります。相続財産の多くが不動産で、預貯金が少ない場合は、代償金の支払いが問題になる場合もあります。

底地、借地権、共有持分、再建築不可物件、古いアパート、空き家などが相続財産に含まれている場合は、遺言書どおりに名義変更や売却を進められるかを確認する必要があります。


東京の不動産で注意したいポイント

東京の不動産は価格が高く、相続財産の大部分を不動産が占めることがあります。

そのため、自筆証書遺言で特定の相続人に不動産を承継させる内容になっている場合、他の相続人との関係や遺留分の整理が問題になることがあります。

たとえば、都内の実家、古いアパート、底地、借地権、共有名義の不動産などは、評価額が大きくなりやすい一方で、すぐに現金化できるとは限りません。

また、借地人や地主との関係、共有者の意向、私道承諾、境界・測量、建物老朽化、残置物、解体費などを確認する必要がある場合もあります。

自筆証書遺言を作成する場合も、相続発生後に確認する場合も、不動産の評価額だけでなく、実際の売却可能性や管理負担、関係者の意向を整理しておくことが大切です。


自筆証書遺言を確認するときに見たいこと

自筆証書遺言を確認するときは、まず遺言書の形式や保管状況を確認します。

自宅で保管されているのか、法務局の保管制度を利用しているのかによって、相続発生後の確認手続きが変わる場合があります。

次に、遺言書の内容を確認します。誰にどの財産を引き継がせるのか、不動産の表示が明確か、遺言執行者が指定されているか、遺留分に関係する問題がないかを整理します。

不動産がある場合は、登記事項証明書、固定資産税評価額、課税明細書、査定価格、抵当権の有無、共有名義の有無などを確認します。

また、預貯金や有価証券、借入れ、住宅ローン、税金の滞納など、他の財産や債務も合わせて確認することが大切です。

自筆証書遺言の有効性や相続手続きについては、法律や税務の判断が必要になる場合があるため、弁護士、司法書士、税理士、法務局などに確認しながら進めることが大切です。


関連する用語


関連するページ・事業紹介









自筆証書遺言に関係する不動産でお困りの方へ

自筆証書遺言は、言葉の意味を知るだけでなく、遺言書の形式、保管状況、内容の有効性、相続人の関係、遺留分、不動産の評価や売却可能性を確認することが大切です。

特に東京の相続不動産では、実家、空き家、共有名義、底地、借地権、古いアパート、再建築不可、建物老朽化などが重なり、遺言書どおりに整理を進めにくい場合があります。

さくら都市デザインでは、東京の相続不動産、共有持分、底地、借地権、私道、名義や権利関係に確認が必要な不動産など、整理が必要な不動産のご相談を承っています。

まずは現在の状況を確認するところからご相談ください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
境界標とは

境界標を一言でいうと 境界標とは、土地と土地の境界を示すために、現地に設置される目印のことです。 隣地との境界や、道路との境界を確認する際に重要になるものです。 境界標の基本的な意味 境界標は、土地の境界点を現地で分かるようにするための標識です。 コンクリート杭、金属プレート、金属鋲、プラスチック杭、石杭など、さまざまな種類があります。 土地の売却、建替え、測量、相続不動産の整理を進める際には、現

 
 
 
現況測量とは

現況測量を一言でいうと 現況測量とは、土地や建物、塀、道路、隣地との位置関係など、現地の現在の状況を測る測量のことです。 土地の売却、建替え、活用、相続不動産の整理を進める前に、現況を把握するために行われることがあります。 現況測量の基本的な意味 現況測量は、対象地の現在の状態を確認するための測量です。 たとえば、土地の形、道路との接し方、建物の位置、塀や擁壁の位置、隣地との関係、面積の目安などを

 
 
 
民民境界とは

民民境界を一言でいうと 民民境界とは、個人や法人が所有する土地同士の境界のことです。 隣地との境目を確認する場面で使われる不動産用語です。 民民境界の基本的な意味 民民境界の「民」は、個人や法人が所有する民有地を指します。 つまり民民境界とは、民有地と民有地の境界のことです。 たとえば、自宅の土地と隣の家の土地との境界、空き家の敷地と隣地との境界、アパート敷地と隣接地との境界などが該当します。 不

 
 
 

コメント


bottom of page