譲渡承諾とは
- 6月27日
- 読了時間: 4分
譲渡承諾を一言でいうと
譲渡承諾とは、借地権付き建物を第三者へ売却・譲渡する際に、地主から承諾を得ることです。
借地権は、建物を所有する目的で土地を借りる権利です。借地人が建物を売却する場合、建物だけでなく、土地を借りる権利も買主へ引き継がれることがあります。そのため、借地契約の内容によっては、地主の承諾が必要になる場合があります。
譲渡承諾の基本的な意味
借地権付き建物を売却する場合、買主は建物を取得するだけでなく、その土地を引き続き使用する立場になります。地主から見ると、土地を貸す相手が変わることになるため、事前に確認や承諾が求められることがあります。
このときの地主の承諾が、譲渡承諾です。
譲渡承諾にあたっては、承諾料や名義書換料が話題になることがあります。これらの金額や条件は、借地契約書の内容、これまでの地主と借地人の関係、借地権の価格、土地の地域性、建物の状態などによって変わります。
そのため、譲渡承諾を考えるときは、「承諾を得られるかどうか」だけでなく、「どのような条件で承諾を得るのか」「買主にどのような条件を引き継ぐのか」を整理することが大切です。
実務で問題になりやすい場面
譲渡承諾が問題になりやすいのは、借地権付き建物を売却する場面です。
借地人が売却を希望していても、地主との協議が進まなければ、買主との契約条件に影響する場合があります。買主側としても、地主の承諾が得られるか、将来建替えができるか、地代や更新料はどうなるかを確認したいと考えることが多くあります。
また、金融機関が住宅ローンや融資を検討する際にも、地主の承諾書や借地契約の内容を確認することがあります。譲渡承諾の有無や内容が、買主の資金計画に関係する場合もあります。
相続した借地権付き建物を売却する場合には、相続登記、建物の名義、借地契約の承継状況、地主とのやり取りなどをあわせて確認する必要があります。
東京の不動産で注意したいポイント
東京では、古くからの借地関係が残っている地域もあり、契約書が古い、契約内容が簡素、過去の更新や承諾の記録が残っていないといったケースがあります。
また、土地価格が高い地域では、譲渡承諾料や名義書換料の金額が売却条件に影響することがあります。売主が想定していた手取り額と、実際に整理すべき費用に差が出る場合もあります。
借地権付き建物は、所有権の土地建物とは確認するポイントが異なります。売却価格だけでなく、地主の意向、地代、更新料、建替え承諾、借地契約の内容などを早めに整理しておくことが大切です。
譲渡承諾を確認するときに見たいこと
譲渡承諾を確認するときは、まず借地契約書を確認します。譲渡に関する条項、承諾料や名義書換料の定め、更新料、建替えや増改築に関する取り決めを見ておく必要があります。
次に、建物の登記内容、借地人の名義、相続の有無、地代の支払い状況、地主との過去のやり取りを確認します。
売却を前提にする場合は、買主がどのような目的で購入するのか、建替えを希望するのか、住宅ローンを利用するのかも重要です。買主側の条件によって、地主に確認すべき内容が変わることがあります。
話し合いで譲渡承諾を得ることが難しい場合には、借地非訟などの手続きが関係することもあります。ただし、実際にどのような対応が適しているかは、契約内容や当事者の状況によって異なります。
関連する用語
関連するページ
譲渡承諾に関係する不動産でお困りの方へ
譲渡承諾は、言葉の意味を知るだけでなく、借地契約の内容、地主と借地人の関係、建物の状態、買主の条件を確認することが大切です。
特に東京の借地権付き建物では、承諾料、名義書換料、地代、更新料、建替え承諾などが複数関係し、売却条件に影響する場合があります。
さくら都市デザインでは、東京の底地、借地権、相続不動産、共有持分、私道、空き家など、整理が必要な不動産のご相談を承っています。
まずは現在の契約内容や関係者の状況を確認するところからご相談ください。

コメント